監督デビューから34年、堤 幸彦は一貫して「真実」に目を凝らし続けています。監督50作『truth~姦しき弔いの果て~』公開を記念して、様々な「真実」を描いた作品を上映します。

女性たちの心の内に迫る『truth』の前身ともいえる『2LDK』、主人公の深層心理に迫るホラー『EGG』、ほんとうの幸福とは何か問いかける『自虐の詩』、現代社会で見過ごされそうな生活者たちを追った『MY HOUSE』、究極の家族愛を描く『くちづけ』、亡き人たちの語られなかった物語に寄り添う『悼む人』、……掘っても掘っても底深い人間の心に監督・堤幸彦のまなざしを通して思いをいたしてください。

《上映作品》

『2LDK』『EGG』『自虐の詩』『MY HOUSE』『くちづけ』『悼む人』+ 各劇場Secret1作品

《実施劇場》

[新宿] K’s cinema 03-3352-2471 11/27(土)~
[大阪] シネ・ヌーヴォ 06-6582-1416 12/11(土)~
[名古屋]  シネマスコーレ 052-452-6036 12/18(土)~
[京都] 京都みなみ会館 075-661-3993 12/24(金)~

※上映時間、上映順、料金、各種サービスなどは特別興行の為、劇場毎に変わります。劇場HP等で ご確認をお願いいたします。

※各映画館では各作品1日1回のみの上映を予定しています。7日間のうち1枠だけはお楽しみになります。詳細は公式SNS及び本サイトで順次発表いたします。

堤幸彦監督からのメッセージ

気がつくと今年66歳で、気がつくと50本の映画を撮っていた。元々はバラエティ番組の出身でありMVやコントが専門であったのに、ドラマや舞台の演出もたんまり経験した。20代からまさに休みなしで走り続けてきたが、コロナでふと立ち止まった。半ば強制的に。

静かになって耳をすますとそこには“仕事ないなら自分たちで仕事を創る!”と強い意志を持った女優たちがいた。業界での44年で初めて見たタイプの意志だった。それで映画「TRUTH」が出来た。紛れもない『自主映画』として。

50本目の節目なんて意味はない。立ち止まってはいられない。これから何歳になっても彼女らの純粋な意志に相応しい作品を生み出せるのか、観客の期待や視線に応えられるかどうかが問われている。

でも“記念しよう!”と奇特な人々もいた。半分マジな生前葬のような。せっかくだから過去の忘れがたい作品をまとめて見てみたい。そして今後の、コロナ後の作風を考えればいい。きっと幾つかの私の“古いフィルム”にはその年齢のがむしゃらが映っているはずだ。私に声をかけてくれた女優たちの純粋さと、それは果たして戦えるのか、、、

《上映作品詳細》

2LDK
CAST:野波麻帆、小池栄子  脚本:堤 幸彦、三浦有為子  撮影:唐沢 悟

“限られた空間での2人の対決”という触れ込みでふたりの監督・堤幸彦と北村龍平が同じテーマと製作条件で中編映画を競作する企画〈DUEL〉から誕生した作品。主演は野波麻帆と小池栄子。ルームシェアする俳優ラナ(野波)とアイドル望美(小池)があるオーディションをきっかけに秘めた感情を剥き出しにする。精神を崩壊させた2人による武器を手に肉体を駆使しての壮絶な殺し合いが見どころ。

《35mmフィルム上映》 2003年/69分/15作目/ビスタ/ステレオ/©「DUEL」パートナーズ
上映予定
K's cinema ※上映日時決定次第お知らせいたします。
シネ・ヌーヴォ ※上映日時決定次第お知らせいたします。
シネマスコーレ ※上映日時決定次第お知らせいたします。
京都みなみ会館 ※上映日時決定次第お知らせいたします。
EGG
CAST:チョ・ヘヨン、氏家 恵、佐藤二朗、犬山イヌコ  脚本:堤 幸彦 撮影:唐沢 悟

主人公・月子は幼い頃から目を閉じると同じ光景が見えた。それは真紅の水上に浮かぶ巨大な卵。ある日、卵が割れて中から禍々しい怪獣が出現する。この夢をきっかけに自分の出自に関する秘密を知り苦悩する月子。夢は心象風景であり、彼女は自分のなかに潜む怪獣という存在とどう折り合いをつけることができるか。怪獣をモチーフにした異色の特撮作品。VFXディレクターは原田大三郎。

《35mmフィルム上映》 2002年/73分/17作目/ビスタ/ステレオ/©2002アミューズ
上映予定
K's cinema ※上映日時決定次第お知らせいたします。
シネ・ヌーヴォ ※上映日時決定次第お知らせいたします。
シネマスコーレ ※上映日時決定次第お知らせいたします。
京都みなみ会館 ※上映日時決定次第お知らせいたします。
自虐の詩
原作:業田良家 CAST:中谷美紀、阿部 寛  脚本:関えり香、里中静流  撮影:唐沢 悟

業田良家の人気4コマ漫画『自虐の詩』を『ケイゾク』コンビ・堤幸彦と植田博樹プロデューサーが実写化。『ケイゾク』の中谷美紀、『トリック』の阿部寛が夫婦役で共演した。舞台は大阪の下町。夫・イサオは無職で酒飲み、何かあるとちゃぶ台をひっくり返すような乱暴者。それでも妻・幸恵は彼に尽くし続ける。イサオと幸恵の生活から見えてくるほんとうの幸福とは。

《35mmフィルム上映》 2007年/116分/23作目/ビスタ/ステレオ/©2007「自虐の詩」フィルムパートナーズ
上映予定
K's cinema ※上映日時決定次第お知らせいたします。
シネ・ヌーヴォ ※上映日時決定次第お知らせいたします。
シネマスコーレ ※上映日時決定次第お知らせいたします。
京都みなみ会館 ※上映日時決定次第お知らせいたします。
MY HOUSE
原作:坂口恭平 CAST:いとうたかお、石田えり、村田 勘、板尾創路、木村多江  脚本:佃 典彦 脚本協力:堤 幸彦

建築家・坂口恭平のルポ『TOKYO 0円ハウス 0円生活』と小説『隅田川のエジソン』を基に、様々なアイデアによってそれなりに快適なほぼ0円生活を送る“鈴本さん”の日常をモノクロで撮影した。鈴本さんと出会ったエリートコースを目指す中学生や潔癖症の主婦など、世間から見たら裕福な者たちは資本主義的生活に疑問を感じはじめる。堤の地元・愛知県名古屋市でロケが行われた。

《DCP上映》 2012年/93分/34作目/シネスコ/5.1ch/モノクロ/©2011「MY HOUSE」製作委員会
上映予定
K's cinema ※上映日時決定次第お知らせいたします。
シネ・ヌーヴォ ※上映日時決定次第お知らせいたします。
シネマスコーレ ※上映日時決定次第お知らせいたします。
京都みなみ会館 ※上映日時決定次第お知らせいたします。
くちづけ
原作:宅間孝行  CAST:貫地谷しほり、竹中直人、宅間孝行、田畑智子、橋本 愛  脚本:宅間孝行

人気劇団・東京セレソンデラックス(2012年解散)の名作舞台の映画化。知的障害をもつ娘マコのため休職していた人気漫画家いっぽん。娘を知的障害者たちの自立支援グループホーム・ひまわり荘に預けることでもう一度漫画を描こうと思った矢先……。子への想いが募るあまり親が追い詰められていく悲劇。正解の見えない社会問題を柔らかなタッチで描く。

《DCP上映》 2013年/122分/36作目/シネスコ/5.1ch/©2013「くちづけ」製作委員会
上映予定
K's cinema ※上映日時決定次第お知らせいたします。
シネ・ヌーヴォ ※上映日時決定次第お知らせいたします。
シネマスコーレ ※上映日時決定次第お知らせいたします。
京都みなみ会館 ※上映日時決定次第お知らせいたします。
悼む人
原作 : 天童荒太 CAST : 高良健吾、石田ゆり子、井浦 新、貫地谷しほり、椎名桔平、大竹しのぶ 脚本 : 大森寿美男

直木賞を受賞した天童荒太のベストセラー小説を映画化。事件や事故に巻き込まれて亡くなった人々が生前何を想っていたか知ることが坂築静人にとっての“悼む”行為であった。人々を悼むため全国を旅する静人を見守る病に冒された母、静人を訝しむ週刊誌記者たち、夫を殺したことに囚われる女性……人は皆、生や死、罪と赦しの間で彷徨っている。

《DCP上映》 2015年/138分/40作目/シネスコ/5.1ch/©2015「悼む人」製作委員会/天童荒太 【R-15】
上映予定
K's cinema ※上映日時決定次第お知らせいたします。
シネ・ヌーヴォ ※上映日時決定次第お知らせいたします。
シネマスコーレ ※上映日時決定次第お知らせいたします。
京都みなみ会館 ※上映日時決定次第お知らせいたします。
SECRET
上映予定
K's cinema ※上映日時決定次第お知らせいたします。
シネ・ヌーヴォ ※上映日時決定次第お知らせいたします。
シネマスコーレ ※上映日時決定次第お知らせいたします。
京都みなみ会館 ※上映日時決定次第お知らせいたします。